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荻野の日記

■先週のいい広告
(キャッチフレーズ)

     一台のオーディオとして、つくりました。


Sound-quality VAIOデスクトップtype R


広告主:SONY
掲載媒体:2005/10/21 日経新聞朝刊
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 パソコンで音楽が聴けるなんて、便利だなあと思える時代がありました。でも、
それが当り前になると、今度は音のクオリティが気になってきます。

 この商品は、そういうターゲットが明らかに増えているのを踏まえて、開発され
たものです。

 ただし、もともとは、パソコンです。いろいろある機能のうちの一つだけを大き
く打ち出して大丈夫なのだろうか?

 あなたが、この広告のクライアントだったら、そんな迷いが生じると思いませんか。
この広告は、そこが試されているのです。

 「一台のオーディオとして、つくりました」という言い切りは、打ち出すべきポイ
ントにまったくブレがないことを表しています。

 「オーディオのような音楽再生機能が加わりました」というような、中途半端な
言い方ではないのです。そんな弱腰では、お客さまをつかむことはできません。

 ターゲットを見据え、「本気で」一つの機能を訴えているところがこの広告の強さ
です。そして、そこが「学び」のポイントです。

 せっかくいろんな機能があるのだから、すべてをお客さまに伝えたい。そう思う
のは広告をする側の自然な感情です。

 でも、受け手(お客さま)の立場に立ったらどうでしょう? すでにパソコンは、
いろんな方向に進化しています。安いものや、独自の機能を持ったもの、大画
面でテレビ代わりに使うものなど。

 こういう中では、思い切って絞りきらないと振り返ってもくれないのです。ちょっ
と勇気がいりますが。

 そうでないと、それを選ぶ必然性を感じてくれないのです。いわば売り手の
「本気」を感じてもらえないと言うことです。



今日のひと言:

          「本気」を示すために、訴求ポイントを絞りきる。





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