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荻野の日記

■先週のいい広告
(キャッチフレーズ)

      オーケストラって、
      スポーツだったんだ。

      ソニーなら、飛び散る汗や一瞬の表情までが見えてくる。
      フルスペック ハイビジョン、新世代液晶「ソニーパネル」で、
      これまでの世界が、発見の連続に変わる。

          Sony Hi−Vision Quality

広告主:SONY
掲載媒体:2005/11/16 日経新聞 朝刊
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 キャッチフレーズは、意外な組み合わせで、人をひきつけています。
つまり、オーケストラとスポーツ。

 「オーケストラってスポーツ。」こう書くと、一瞬意味がわかりません
が、何かその先を知りたくなるのです。

 と思って読んでみると、ハイビジョンで指揮者の飛び散る汗まで見て
見ると新しい発見があるということが書いてあります。

 つまり、このキャッチフレーズはソニーのハイビジョンが見せてくれ
る、新しい世界へのお誘いなのです。

 ツカミは、そういう発見を、短いコトバに凝縮し、なおかつ意外な
組み合わせをとることで、実現しています。

 どういう瞬間にコピーライターがこういう発想になるかといえば、
たぶん、その新製品で指揮者の映像を見せられた瞬間だと思います。

 あっ、汗が飛び散ってる、こんなとこまで見えるんだ。まるで、
スポーツしてるみたい・・・。

 そいうコトバが、自然に出てくる。こういう瞬間自体は、実は
誰にでも訪れているのです。

 でも、それが、つかみのあるキャッチコピーになるかどうか。
それを選ぶ基準が、経験値として蓄えられているかどうか。

 そのあたりが、プロとふつうの人の違いです。

 なにげない思いつきや、お客さんのコトバから、どう鮮やかに
切り出してくるか。

 なんて言ってしまうと、敷居が高くなってしまいますね。でも、
キャッチフレーズのネタ自体は、誰でも思いつけるのです。

 たとえば、最初に100個書くことで、その中でどれがいいか
気づけたりするわけです。

 そういうネタ出しの作業がまずあって、その後に、脳に気持ち
のいい、「ツカミ」のあるコトバの形を学ぶと、いいのです。

 両方やらないと、だめです。どっちか一方では、足りません。



今日のひと言:


       「つかみ」は、なにげない一言のなかにある。




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